耐性菌にも効く

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現在、クラミジアは一説によると10人にひとりが苦しんでいる、なんて言われるほど大流行している病気です。感染したからといって生命が直接脅かされるというわけではないのですが、放っておくと男女ともに不妊症になってしまうこともあるという病気です。最近では自覚症状(尿道の痛みなど)がないタイプのクラミジアも増えていますが、違和感があるとき、感染している疑いがある人と性行為に及んでしまったときにはしっかり治療をしていくべきです。泌尿器科のクリニックなどでは検査をすることが可能ですし、誰にも知られずにクラミジアになったかどうか検査できる検査キットを通販で購入することもできます。
そして、クラビットという薬で病気の原因であるクラミジア菌を叩き、しっかり治療できるのです。

クラビットは、従来のクラミジア菌よりもパワーアップした「耐性菌」に対しても、有効であるとされています。
細菌性の病気と医療というのは、シニカルな見方をすればいわば果てしないイタチごっこを続けている、と言えます。
ある薬が開発されて細菌に対して効果的、とされると細菌がパワーアップしてその薬では効かない「耐性菌」になるのです。そしてその耐性菌をさらに圧倒する抗菌薬が作られ……ということになります。
クラミジアの場合、処方薬としてよく出されるジスロマックという薬の耐性菌が、話題になっています。ジスロマックはクラビットの後に開発された抗菌薬ですが、クラビットよりも飲みやすい(飲む回数が少ない)ということでよく処方されるようになりましたが、あまりによく処方されるためにクラミジア菌が耐性をつけてしまったのです。
「ジスロマックで治らない!これじゃ一生治らないんじゃないか」などとパニックになってしまう人があるかもしれませんが、落ち着いて頂きたいと思います。
クラミジア菌はジスロマックに対する耐性をつけていますが、クラビットに対しては未だ無防備。というわけで、薬をクラビットに変えることで治すことが可能になるのです。